内外海半島ローカルニュース
夏
精霊船と、どんどこ舟 |
 |
内外海半島の各集落では、民宿が忙しく、お盆の行事は日をずらして実施していますが、阿納区では10日遅れの24、25、26日がお盆となっています。
26日は、先祖様を船で送る日ですが、近くの竹林から竹を切り出し、子供会は竹とわらで作った「どんどこ舟」、大人達は精霊船を作ります。
竹を長さ五メートル位に切り、縄で縛って舟型に組み立てていきます。子供会といってもほとんどが親の仕事になるのですが、その中にわらを積み込んだのが「どんどこ舟」。塔婆やお供え物を積み込んだのが精霊船です。
今では船で引っ張っていきますが、一昔前は子供達が泳いで沖合いまで押していました。わらに火をつけ、燃え尽きないよう水をかけたりしながら、皆、一生懸命です。岬を回った犬熊海岸の一本松が目標地点で、泳ぎに自信のない下級生は、舟板を準備して帰りはそれにすがります。途中、クラゲにやられて大騒ぎすることもあります。
この日の夕方4時過ぎ、住職の読経が続く中、多くの区民に見守られながら静かに送られていきました。
( 2000年8月26日 )
|
 |
  
|